絵本のような人生に。。。

こねこ (旅立ち)

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それはとつぜん。雨がふるある日のできごと。
いつものヒトの手が、ぼくをだきあげて、
「サヨナラ。シアワセニナルノヨ...」と言って、ギュッとされ、カバンに入れられた。

ねえねえ、「サヨナラ」ってなに?

わからなかったけど、そのヒトは、とっても哀しくて、さみしいかおをしていた。

そのカバンのまま、ぼくはすごくはやく走るのりものにのせられた。
どんどんと、おうちからとおく、はなれていくみたい。
ママはどこ?兄弟たちはどこ?
「サヨナラ」って、ひとりぼっちになること?

ぼくは、さみしくて、哀しくて、こわくて、ふあんでいっぱいいっぱい泣いた。
大きな声で、いっぱいいっぱい泣いた。

すると、カバンが開き、大きな手がボクをだき上げた。
ぼくは、その初めて見る大きな手もこわくて、もっともっといっぱい泣いた。

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でも、ぼくをギュッとだく大きな手は、ぼくが泣いていあいだじゅう、ぼくに話かけ
ぼくのせなかやのどをなでてくれた。
その手は、あたたかくて、やさしくて、少しだけホッとした。

だから、ぼくはその大きな手に聞いてみた。
「サヨナラってなに?」

大きな手は、
「ダイジョウブ、コワクナイ。
キミワ イッパイ カワイガラレ、シアワセナ ミライガ マッテルカラネ...」

コワクナイって言われても、やっぱりこわいよ...。
ボクは、なんどもなんども、その大きな手に聞いた。
その手は、そのたびになんどもなんども「コワクナイヨ...」ってこたえてくれた。
そうしたら、少しだけこわくなくなってきて、
気がついたらぼくは、その大きな手の中で眠っていた。

ぼくが目をさますと、その大きな手だけでなく、小さな手と、白い手と
ぶあつい手と、少しシワのある手が、ぼくをかわるがわるなで、
「コンニチハ ハジメマシテ...」って言っている。
そして、そのヒトたちのかおは、みんなよろこびにあふれたえがおで、
ぼくをむかえてくれていたんだ。
ぼくも、さっきまので、さみしさや、こわさや、ふあんがなくなって
このヒトたちと、はやくあそびたいなぁってわくわくしてきた。

「もしかして...これがシアワセってこと?」

ぼくはそのヒトたちに聞いた。
そのヒトたちは、「カワイイネ」とか「ヨウコソ」とか、
ちゃんと答えてはくれなかったんだけど...でも、それでもいいや。
またあした聞いてみればいいもんね!


***
ぼくは、たまに、ママのことや、兄弟のことを想いだしてして泣いてしまうかもしれない。
でも、ダイジョウブ。
だってぼくは、このヒトたちとシアワセになるんだから。


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# by tamamitamami | 2006-06-19 16:08 | 小さな物語

こねこ (個性)

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ママに言ったの。

わたしも、トラみたいなシマシマのもようがほしいよって。

アイラインをひいたみたいな、キリリッと大きなおめめがほしいよって。



そしたら、ママが言ってくれたの。

おめんをかぶったような、あなたのもようも、こせいてきでステキよ。って。

くつしたをはいたような、足さきだけが白いのは、ママとおそろいなんだって。


そして、なによりもステキなのは、ゆうかんなところと、

いつも、いっしょうけんめいなところよっ。って。



だから、今は、半分黒いこのかおのもようも、ちょっと気に入ってきちゃった。


さぁ。きょうは、なにをしてあそぼうかなぁ~。

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# by tamamitamami | 2006-06-02 10:56 | 小さな物語

こねこ (不思議なこと)

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ふしぎなんだけれどね。夜になるとね、目がさめちゃうの。
からだがウズウズしてきて、あそびたくなっちゃうの。
でもね、よるはまっくら。
おばけがでそうでこわいでしょ?

だから、ガマンして目をつぶってると、
またねむっちゃってるの。

つぎに目をさますと、ちょうど窓からおひさまがあがるところが見えるの。

とてもきれいなんだ。

ふしぎなんだけれどね。
おひさまがあがるところを見ていると、元気がでてくるんだ。
どうしてかなぁ?


そして、気がつくと、またねむっちゃってるの。

ふしぎでしょ??

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# by tamamitamami | 2006-05-25 16:06 | 小さな物語

こねこ (夢)

私と仔猫とふたりきりでお話をしたら、こんな秘密を教えてくれました。

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*****
ねえねえ。ナイショだよ。
まだだれにも話てないの。ママにもね。
ずっとナイショにしてて、みんなをビックリさせるんだ。


ぼくね。いっぱいいっぱい がんばって強くなるんだ。
そして、大きくなったら、トラになる。

ほら、ぼくのせなかを見て。
りっぱなシマシマもよう かっこいいでしょ。
トラのシマシマもようと、おそろいなんだ。

でも、ちょっとだけまよってるの。

このまえ、ソファのうえからジャンプしてみたの。
ちゃくちはしっぱいして、ころんじゃったんだけど、
そのとき、フワっとからだが浮いて、なんかこう...
ドキドキして、ワクワクして、キュンっとしたの。
いままで知らなかったかんかくでね、とっても気持ちよかったの。
ねえねえ、ぼく、チョウチョウみたいに、フワフワ飛びたいな。
だから、大きくなったらチョウチョウになろうかな。

ねえねえ。どっちがいいと思う?
どっちが幸せだと思う?

*****
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# by tamamitamami | 2006-05-18 14:45 | 小さな物語

こねこの世界  (好奇心)

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好奇心旺盛なこねこたち。

初めて見るもの。
転がるもの。
揺れるもの。

どれも大好き。

近づいてみる。
さわってみる。
噛んでみる。

楽しくなったら走ってみる。
登ってみる。
ころがってみる。


だってさ。


この世界に、つまらないものなんて何もない。

この世界に、意味のないことなんて何もない。

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# by tamamitamami | 2006-05-16 13:21 | 小さな物語

special day

絵本の絵を描いてもらったyuriさんに、初めてお会いしました。

ずっと前からお会いしたいっという私の願いがかなった~\(^o^)/

数日前から、ひとりyuriさんのイメージを膨らまして、ワクワクドキドキ。
でも、yuriさん、風邪ひいたって、ブログに書いてたよね。
無理させてないかな...。

それなのに!! 仕事が終らず、私ったら、大幅に遅刻!( ̄□ ̄;)!!

ごめんなさい。ごめんなさい。m(__)m


そして、とうとう大きな黒いケースを持ったyuriさんとご対面。

私が、絵本の原画、その他、yuriさんの作品を見せてほしいなんてわがまま言っちゃったから、持ってきてくれたのね!


一緒に、イタリアンのお店にGo~♪

yuriさんもイタリアンが好きだって言ってたし、あのお店は落ち着いていて、テーブルも広くてyuriさんの作品を広げられる。

まずは、スプマンテで、サルーテ♪(乾杯)


はじめは、少し緊張しながら、少しずつお互いの話、絵本の話をして、お料理をつまむ。
スプマンテのグラスが空く頃、こらえ性の無い私は、yuriさんの黒いケースが気になって気になってガマンができない!!\(>o<)/
そして、まずはやはり、「なかよくしようよ」の原画を見せてもらう。
こういう感じなんだぁ。
確かに、WEBで見たあの画像。でも、発色と雰囲気がちょっと違う。
原画のほうが少し優しい。
WEB画像では見えない、筆圧のライン。
そこに、yuriさんのこの絵への思いを感じた気がした。
また、私の大好きな、夕暮れの絵は、やはり最高でした。

他にもyuriさんの作品を見せていただいた。

yuriさんのHPでおなじみの「RAURU」

しかけ絵本。

あと、yuriさん手作りの小さい絵本。
これが、とってもかわいいの。
絵もお話もとってもいい!
ほしくなっちゃいました(≧◎≦)

そして、海外の話、バリやイタリアの話をしたり、
yuriさんの絵に対する考え方や思いを聞いたり
僭越ながら、私が思ったことをズバズバ言わせてもらったりして。
気付いたら、はじめの緊張はどこえやら(笑)
yuriさんって、とっても話やすい方ね!
そして、すごく良い刺激をいっぱいいただきました。

そして、「次は、何を頼もうか~?」とメニューを取って、ついでに時計を見てびっくり!!

もう、11時30分だよ!!( ̄□ ̄;)!!

とはいえ、ふたりとも、しっかりとデザートをいただいてからお店をでしまた。


こうやって、yuriさんとの時間は、アッと言う間に過ぎてしまいました。

yuriさんは、素直で努力家でマジメで純粋で。
そのうえ、ちょっと天然スパイスの効いた、思っていたとおり、かわいらしい方でした。
yuriさんと会えて本当によかった♪
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# by tamamitamami | 2006-05-15 14:30 | 絵本

産まれた~♪

久しぶりに、絵本HPに新しいお話しをアップしました。

お話しが産まれるときって、出産に似てるんです。(出産経験ないのですが(^-^;)

私がきっかけとなる人や、出来事に出会います。
そして、小さなお話しの種が私の中に宿ります。
このとき、ほとんどの場合、宿ったことに気がつきます。
でも、ここからが大変。
大きく育つか、不安定で形になりにくかったり、安産だったり、難産だったり。

そして、一番大事なことは、心の安定。
心に余裕がなかったり、嫉妬や悲しみの心の時は、何も生まれてきません。
でもね、心が興奮状態の時もだめ。
すごく幸せだったり、すごく楽しかったりしすぎたりすると、お話しの生まれる場所まで「幸せ」が占領しちゃうから。

だから、お話しが産まれるのは、心がリラックスしているとき。
でも、悲しいことや、辛いことや、すごく楽しいときや、幸せの時が悪いわけじゃない。
だから、それを無理やりやめようとはしないの。
そんな時は、待つ。じーっと待つ。
心がリラックスする時を。


その時がきたら、私の中に確かに宿っていたお話しの種が、どんどんと私の中で大きくなって、どんどん形ができてきて、時には、この私も予想ししていなかったお話が産まれる。

そして、ひとしきりママの気持ちを満喫する。


そして、今がそんな時。
今、幸せなママの気分でいっぱいなんです。

だれか...わかってくれる???(^-^;



きっとね、一生懸命に絵を描いてくれたyuriさんも、同じ気持ちじゃないかな??(*^_^*)

http://yuriroom.exblog.jp/
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# by tamamitamami | 2006-05-08 18:34 | 絵本

人の価値



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人間...顔じゃないさ

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# by tamamitamami | 2006-04-27 11:01 | 小さな物語

ミケランジェロのピエタ像

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ピエタは、イタリア語で『Pieta』
意味は、『悲哀』。

一般に、ピエタ像とは、十字架に張り付けになって亡くなったキリストを
母であるマリア様が抱いている姿をモチーフとした像の総称らしいです。

ミケランジェロは、私の知る限りですが、生涯に4体のピエタ像を作っています。
一番有名なピエタ像は、バチカンのサン・ピエトロ寺院の中にあるピエタ像です。
確かにマリア様は美しく、彫刻は細部にわたってすばらしい!


でも、私が好きなのは、ミラノのスフォルツスコ博物館の、
「ロダンニーニのピエタ」と呼ばれるもので、ミケランジェロが亡くなる3日前まで作っていたそうなのですが、残念ながら未完成です。
ですから、まだ荒削りの状態なのですが、マリア様がなりふりかまわず、我が子を無我夢中で抱き上げ、嘆き悲しんでいる姿に見えません??
まさしくそこには、母の愛を感じます。

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そういう目線で見ると、バチカンのピエタのマリア様のその表情は、冷静すぎるのが、私にはしっくりこないのです。
(とはいえ、バチカンの依頼で作ったピエタですから、宗教的背景から意図的なのかもしれませんが。)


ミラノに行く機会があったら、是非、見に行かれてください♪
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# by tamamitamami | 2006-04-26 15:29 | 思うこと

春眠 ~♪♪

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『とってもねむいね』

「うん。春だからね。」


『とっても気持がいいね』

「うん。きみがとなりにいるからね」

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# by tamamitamami | 2006-04-24 14:19 | 小さな物語



絵は描けないけど絵本を書きます。絵が描けないから書けることもあるかと。素直にそのままで。
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たまみの玉手箱
☆絵本のHPです☆

http://tamatebako.ciao.jp/

お暇なとき、ちょっと疲れたとき、ひといきつきたいととき、ぜひ読んでみてください。

おとなもこどもも、楽しんでいただけると思います。
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